あっしが考えていた手術は
カミさんの年齢から考え
やらない方が良い
CTの再検査を行ったが
胃瘻はしっかりて
胃腸にくっついている
しかし
お腹への圧で
胃に流し込んだ液状の物が
沁み出ている
しかし
脱水症は全く観られない
ならば
どうすれば……
二人の医師とあっしで
話し合ったでござんす
結論としては
胃瘻は使える状態にあり
これを従来通り使用して
栄養を補給する
但し
今の栄養補給回数
一日３回を
５回以上にして
一回の栄養と水の補給量を
少なくする
胃瘻周辺の爛(ただれ)は
ある軟膏を塗り
頻繁にガーゼを取り替える
これで時間をかけて
皮膚のを爛れを治す
要するに
対処療法しか無い！
と……
急がば回れ！
それしか無ぇ様でござんす
ホームの看護師の
過重労働になるが
ホームの看護師は
これを快く了承
このホームの理念は
入居者に
如何に
明るく
安心して
生活してもらうか……
そのためには
全力で明るく尽くす
だから
そんな事は当然だ
と
ある看護師が
サラッと……
指定された軟膏薬は
明日からじゃが
栄養剤の補給法は
夕方、夜に分けて
始まっておりやす
カミさんは疲れたのか
いつもより遅い時間に
あっしが部屋を出る時は
眠ってしまっておりやした
入院しなくても良い
と分かって
安心したせいじゃろうか？
あっしも疲れたでござんす
何しろ
病院の滞在が
４時間だったんで……
帰りの地下鉄の中で……