カミさんの胃腸に

空いた穴が大きいんで

縫合をしたが

なかなか塞がらない状態


胃液が

腹内部に漏れない様に

胃から

廃液を出す処置をしている

(胃から直接&鼻腔から)


この穴が塞がらないと

手術は出来ない


従って

胃瘻造設手術は

いつになるかは

不明


長期になることが

考えられる


これが

担当医師からの

ご託宣でござんした


あっしは

栄養不足等による

体力不足や

認知の進行についての

懸念を話したでござんす


その医師は

無言で答えず


医師面談を終え

病室に戻る時に

看護師から

胃液から感染しない様に

注意を払っている


痰が硬いので

ネブライザーを

使用している

などの説明がござんした


そんで

医師面談の前後に

カミさんと面会


今日のカミさんは

比較的落ち着いて……

の様に見えたでござんす


先ず

今日の日にちを

確認したでござんす


ラジオ聴くか?


要らない👋😞


音楽聴くか?


聴かない👋😞


と答え

あっしに

何か話しておねがい

と言ったカミさん


ホームの時の様に

楽しい話なんか

特に無えが

大谷のホームランや

ホームに戻るまで

『相棒』等を

いっぱい録画しておくから

一緒に楽しもう

と言うと

黙って頷いたカミさん


鼻の周辺が痒い( ・д⊂ヽ゛

と言うんで

掻いてやると

気持ち良さそうにしていた

カミさん


さらに

鼻の穴が痒い(´pωq`)

と……


そこには

管が挿入されているんで

掻けない

と言うと

悲しそうな顔をした

カミさん


我慢出来ねぇ

痒さである事は

カミさんの表情から

よく分かるでござんす


それでも

諦めた様に

沈黙したカミさん


帰る時間が来た


カミさんに

そろそろ帰る

また明日来る

と言うと


「腕を動かして

サヨナラ出来ないよショボーン

と言ったカミさん


その気力が無くなったのか

それとも……


明日からの面会は

当分の間

明るい望みの見通しが

無くなる様でござんす


注意ホームへ

入院が長くなる事を

伝えたでござんす


帰りの地下鉄の中で……