療養型病院で
カミさんを一生託せる程
ソフト面(スタッフの温かさ等の環境)では申し分がねぇ
カミさんも
その居心地の良さには
ほぼ満足しておりやす
それでも
いずれは
この病院を出て
近くの特養に
移る計画でござんした
理由は
二人だけで
一つの部屋で(今は四人部屋)
一緒に居られる時間を
長く作りてぇから…
それも家の近くで…
しかし
特養は
器官切開者は
門前払い
施設によっては
器官切開者受け入れ可能な
老健施設はあるが
が、が、が…
原則
自宅に帰る事や
他の施設に移る事を
前提とした施設
そのため
老健に一生を託す事は
出来ねぇ
ならば
それが可能な
有料老人ホーム？
これには
多額なお金が必要
そんなお金が
あるんだったら
今の病院に
入院させたままで…
しかし
あっしが生きている間は
可能じゃが
あっしが先に死んだら
その支払いは
不可能に…
療養型病院の入院費用は
高いのでござんす
何故高いか？
と言うと
病衣など
日常用品等のレンタルが
セットになっておりやす
そのセットが
医療費控除の対象とならず
そしてバカ高い
５月２日まで
入院している病院は
フルセット
1日4～500円
なのに
療養型病院では
内容がほぼ同じなのに
１日約４000円
実に10倍
１ヶ月12万～
なのでござんす
いくら
使い放題と言っても
使わねぇのも入っている
このセット提供は
病院とは別の
民間会社(委託会社)
暴利なのでござんす
同じ療養型病院でも
入院費の差があるのは
この日常生活用品代なのでござんす
同業者のカルテル
談合システムが
あるんじゃねぇんかなぁ～
それでなきゃあ
こんな暴利が
通用する訳ぁねぇ
セット内容を減らし(カミさんには不用の物もあり)
価格を下げさせる交渉をしたこともRが
出来ない
との冷たいお言葉
だから
高すぎるんで
入院してから約９年
一度も値上げする必要がなかったのでござんす
これからは
分からねぇ…
そうなると
ますます
あっしが死んだら
カミさんが
病院から追い出されるのが
目に見えておりやす
だから
必死こいて
カミさんが
安心して余生が送れる所を
探しているのでござんす
あ～
宝くじ当たらねぇかなぁ
それにしても
痛切に思うでござんす
一生生きて行けるための
特養にも
病院にも
入居出来ねぇ人は
どうすれば
え～ぇんじゃろうか？
所詮は
家庭で看とれと言う事なのか？
確かに理想じゃが
現実には出来ねぇ
ん十年前
介護保険についての講演で
若き厚生省エリート官僚が
仰られたでござんす
日本には
家族が一緒に住むという
欧米には無い
美しい伝統がある
この伝統を生かし
家庭で
爺ちゃん婆ちゃんを
看るのを促進する制度が
介護保険制度なのです
現実には
美しいおとぎ話
と改めて感じたでござんす
そのため
多くの業界が
新たな福祉制度に参加
しかし
施設や商売は増えたが
現実は？
民間業者の暴利許して
患者難民を作っている
厚生行政が
促進された様でござんす
ただ
長い間
療養型病院でケア出来た
あっしは
恵まれているのは
間違いねぇんで
あんまし言えた義理ではねぇが…
だけんども
器官切開者のために
大変な家庭が
たくさんあるのは事実
その問題と矛盾については
別に書くでござんす