この芝居はいくつかの劇団で観ているが
観るたんびに
疑問がいっぱ~い湧く芝居
10年ほど前に、
正研座でカミさんと一緒に観た芝居でござんす
カミさんは
ズバリ
この芝居絶対にオカシイ
ありえない
何故すぐこうなるの?
とあっしに疑問をジャンジャンぶつけたことがR
大衆芝居なんだから、
そこまで考えなくともえ~じゃん
と言っても
納得がいかなかったようでござんす
確かに、あっしも??と感じた事が何箇所も・・
ラストの方では特に・・
だけんども
そんなオカシナ事を深く考えずに気楽に観れば
楽しい単純な芝居でござんす
それに、ひかり主演の舞台を3日に観なかったんで
今月は。一度もひかりのマトモな台詞のR芝居に
お目にかかったことがなかったのでござんす
10年前に戻った感じで
いつも与作の役ばっか
「へい、へい、ほぉー」の台詞ばっかの
その他大勢の役(秋葉の宗太を除く)
この芝居では
久し振りに
それも女の役で(珍しく娘役)
役らしい役がついたことで
ま、えっか
と納得させたあっし
また、海斗のゴマスリ侍の悪役が
父の研二郎を思い出させ
ものすごーーく楽しかったでござんす
正二郎と次郎がきっちりと舞台を締め魅せたでござんす
【あらすじ&情景】
水車小屋で暮らすような下級武士の一馬(大空海)は
全身、顔を含めて真っ白気の若殿・準之助(雷三)を
試合で負かしてしまう
ゴマスリ侍の武田(海斗)は
刺客(春道)を雇い襲わせるが失敗・・
●春道のスットボケタ演技に客席大笑い
しかし、武田は一馬と姉(ひかり)を準之助の所へ連れて行く
一馬は準之助に辱めを受け、額に傷つけられるが
姉からたしなめられてグッと堪える
●わがままで冷たい貴公子の雷三に
顔がえ~もんだから許されちゃう感じに・・
家に帰った一馬は父(正二郎)に傷の事を誤魔化すが
見抜いている父
耐えるように説得・・
●正二郎のあるアドリブで客席大笑い
自然に笑わせる演技は流石
そこへ準之助と武田がやってくる
準之助は父に話がRと・・
その話とは
娘を嫁にくれ
それも正妻として・・の話であった
●正二郎のアドリブを短く、
タイミング良く入れる演技は流石・・
それを笑って楽しむ客
●雷三は表情を殆ど変えることなくシラーッとして
海斗は研二郎風の演技で笑わせる・・
身分が違うと断る父を傷つけ帰って行く準之助
父の姿を見て激怒した一馬は
準之助の屋敷に乗り込む・・
相討ちになり傷つくふたりであったが
一命を取り留めたふたり
そこへ傷薬を持って娘が準之助の屋敷に
武田の策略であった・・
●海斗が研ちゃんワールド的な演技で笑わせる・・
で・・・ま、物語は進行するんじゃが
一馬にはある大きな秘密が・・
命を賭けて父は・・
準之助の父(次郎)がその秘密を知って・・
そして準之助の継母(竜子)は・・
それは、どこぞのセンターか劇場で
なんも考えずに
お気楽に物語の中で
どっぷりと浸かっておくんなせぃーm(_ _ )m
カミさんとあっしが
おかしい
と思ったことの一つだけを・・
変身が早すぎる
舞踊の早替りのような・・
実際に観たヒトは
それを感じるかも・・