これは辰巳小龍が父・小泉のぼるの芝居を書き直して
浅井春道が座長襲名公演で上演されたもの
←その後一時引退し、2年前に復帰
滅多にない主役で張り切る春道でござんした
オールスター物のような楽しい明朗時代劇
これぞ大衆芝居!
と単純に気楽に楽しめたでござんす
【あらすじ&情景】
●辰巳小龍のナレーションで幕が上がる
舞台上では出演者が固まったまま
ナレーションが終わると動き始まる・・
米屋の養子の長五郎(春道)は
喧嘩にも博打にも強い男
この時代、勝手に米が売れない時代
ある晩
浪人者(次郎)が米を盗みに入る
これを発見する長五郎であったが
これを見逃す・・
しかし、米屋の従業員から
屈辱的な言葉を受ける浪人
米は妹(陽子)の祝いのために
旅で知り合った人たち
怪しげな坊主・法印大五郎(雷三)
増川清右衛門(大空海)
旅の浪人・政五郎(金沢じゅん)
にご飯を食べさせるためであった
浪人は自分のした行為(盗み)を恥じ
屈辱的な言葉に耐え切れず
切腹してしまう
そこへ長五郎が米を持ってくる
妹に自分を斬れと言う長五郎
●次郎が死んだままにして
長五郎の家へと場面が変わる
その後笑いが・・・
長五郎の父(正二郎)は
米を買うための資金200両と
自分を守るためと拳銃を与える花札男
三人の男達と米買い付けの旅に出る長五郎
場面変わって
鬼吉(海斗)がヤクザ達(みのり、たくま、翔)に
メチャメチャにやられていた
●海斗とみのりのバトル場面に大笑いの客席
米買い付けの資金を
博打に誘われ全部ふんだくられ
それを取り返そうとして
やられたのであった
その事情を聴いた長五郎はヤクザ一家にひとりで乗り込む
ヤクザの親分(正二郎:二役)と
200両と米との引換証を賭ける
イカサマに気付いた長五郎は賭けに勝つ
そして拳銃を出し難を逃れ
米の引換証を手に入れる
長五郎を殺すために雇われた大瀬半五郎(英次郎)も味方にする長五郎
しかし、その引換証はヤクザにしか通用しないモノであった
そこで、長五郎はヤクザになる事に
子分は、例の仲間達
旅の浪人は大政と名乗る・・
ヤクザの親分の上の言葉が不自由な大親分(金沢つよし)の前に
清水次郎長として現れる長五郎
●大親分つよしの通訳に扮するひかりに大爆笑・・
そして、チャンチャンバラバラが始まる
大活躍するのは、ゲストのじゅんでござんした