とても一方的に電話を切った。




すると彼から着信。


部屋中に響く、彼のための悲しいラブソングの着メロ。


電話にでるはずもなく


ただ、その着メロを聞いていた。






その時


彼の言い訳なんて聞きたくなかった。




すっきりしたはずなのに



また涙が溢れて

必死で涙でぬれた顔を



無理に笑わせて


私は平気と言い聞かせていた。





着信はきれ。



再び静かな部屋に戻り。




その瞬間


また着信。


また着信。


また着信。


・・・・・・・・・。





彼のために設定していた着メロは


恐怖の何者でもなかった。




何回もなる


同じメロディーが


こわくてこわくて…


ふとんの中にもぐり耳をふさぎ





それでも聞こえてくる着メロ…





気付きたときは朝。




ケータイは床におち


電源は切れていた。