西洋占星術も四柱推命や九星もそうだけど。
生まれ持った星がバランスよく満たされ持っている人はめったにいません。
むしろ、偏っていることの方が多い。
偏っているということは、足りないものがたくさんあるということです。
だから、出来ないことや、なぜそんな考え方をするの?とか体力がある人と弱い人といたりします。
例えば
西洋占星術であればホロスコープの星の位置や4区分(エレメント:火・風・土・水)や3区分(クオリティ:活動・不動・柔軟)が、一部に偏っています。
このホロスコープだと、エレメントは火、クオリティは活動に比重があります。
勢いはあるし自由な発想で行動しようとするけれど、現実(予算、環境、人間関係)に対応するのは苦手そう。
それを、プログレスという生まれ持った流れの時期に対応するトランジット(経過)という時間軸の中で、自分の出生の星に対し、通過し角度を形成する星から何年もかけて多くを学んでいくことになります。
今の自分には理解できないことや分からないことがあっても、仕方がないわけですね。
平成時代以降、ものの見方が近視眼的にになりすぎているように思えます。
すぐに結果を出そうとするので、結果が出ないことを責めたり切り捨てたりしているように見えます。
30年くらい前に会計法などが改正され、悪しき株主主義をやらされるようになってからは特にかも。
この悪しき株主の結果主義(米国が企業利益を奪う仕組み、植民地主義の一つ、を日本に押し付けた)で、今だけ・金だけ・自分だけ、になって時間軸や周囲の環境やバランスを見なくなったことがあります。
それが学校にも影響し、これから色々なものを獲得していくはずなのに、子どもたちは「今」だけを問われ、絶望し社会を拒絶、登校拒否の激増や若者の自殺の増加にもつながっているように思えてなりません。
実は足りものを獲得していくのは子供たちだけではありません。
大人になってからも、生きていく限りそれは続いていきます。一番遠い冥王星がホロスコープを1周するのに248.5年かかるので一生でも足りないんですよね。
星の流れを言い換えれば、それは出来事、経験です。
人は生きている限り常に異なる経験を積み、学び続け、成長していくものということですね。