冬を感じる瞬間は?
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ということで12月22日は冬至でしたので、色々な冬の名画を集めて楽しみます
今回は、浮世絵に描かれた冬景色です。
まずは、雪だるまシリーズ〜
菊川英山「青楼美人雪月花 扇屋内華窓」
雪だるまの顔を描くだけなのに、この花魁theセクシー。
顔は筆で描いてるけど、にじまないのかな?
雪だるまが、ちゃんと達磨さんですね!
浮世絵に描かれた雪だるまは、どれも本格的なものばかり。
こっちでも立派なの作ってます。あと、着物がおしゃれ!
歌川国芳「初雪の戯遊」
こっちも大作!
歌川国貞「源氏十二ヶ月之内 雪見月」
江戸時代の雪だるまって、実際みんなこんなに、さっぽろ雪まつり状態だったんでしょうか?すごいよね
しかしこれ、雪だるま作ってるところなんでしょうけど、どうも死角から雪玉を喰らわそうとしてるように見えちゃう笑
こっちは雪食べてる!ように見えるけど、手が冷たいんだよね?
鈴木春重「雪後」
ちなみに本作は春信の落款が入っているけど、門下であった司馬江漢の作。
春信人気にあやかって、春信風の贋作も出回っていたようです。(アダチ版画)
鈴木春信「雪転がし」
頬張ってるもん笑
こっちでは、なかなかのガチファイト。
Utagawa Kunisada (Toyokuni III))Women and Children Playing in Snow Brooklyn Museum
ファイト中も食べてる。(食べてない
お江戸では、雪だるまも雪合戦も本気だ。
歌川国貞 「雪遊び」
もうこれ、手から雪出せるもん。
歌川国貞「神無月 はつ雪のそうか」
蕎麦をすする最下層の遊女たち、裸足の人もいるのがたくましい!
これは、すごい角度で下駄を直してるのが好き。
鈴木春信「無題」
最後に、傘の差し方が好きなシリーズ
歌川広重「名所江戸八景 浅草の暮雪」部分
縮こまって傘を傾けて、小股になってる感じが寒そうだ〜!
広重の名作のこれも大好き。
歌川広重「東海道五拾三次 蒲原 夜之雪」
かわいい。
北斎にも可愛いのがいる
葛飾北斎「富嶽三十六景 雪の且の不二」
雪かきで積み上げられた雪を、富士に見立てた図。洒落てるねえ〜
かわいい。
これも風が強そうな差し方がいいんだけど…
楊洲周延「東風俗福つくし ふぶく」
その後ろの人、ぜったい前の人を盾にしてる感じが好き。
…などなど、楽しい江戸の冬景色でした
雪道はお足元、気をつけましょうね。
歌川広景「江戸名所道戯尽 十四 芝赤羽はしの雪中」
頭上もね。もいもい
歌川国芳「四季の内 冬」