photo:06



今夜の日曜美術館は、藤城清治さんについてでした。

藤城さんの影絵は私も好きなので、先の朝放送をご覧になった方の感想で特集されることを知り、楽しみにしていました♪


photo:01



髪や服などの微妙な表現とか、ソフトフォーカスをかけたような質感とか、あんな風に作っていたのか~(°∀°)b
独自に培ってきた様々な手法を駆使している様子が見られ、興味深かったです。


それも、慎重に一寸の狂いなく切り取るというよりは、一見ざっくりと勢いのよい手さばきで、その時のひらめきもひっくるめて的確にその絵に心地の良い線を切り出しているようでした。


photo:03



あと、↑の「風の又三郎」の下絵を任された若いスタッフとのやりとりも興味深かったです。
スタッフが描いてきた教室の机の輪郭線は、定規をあてたように一律まっすぐ。
しかし、違う、そうじゃない。と大胆にその線をはみ出して切り出していく鈴木雅之じゃなかった藤城さん。
すると、ちゃんと子どもたちの息づかいがする机になりました。


背景をただの絵や記号にしてしまわないこと。
子どもたちが触れて揺らしてガタガタとなった感じとか、そういうリアルさをちゃんと表現して、隅々まで息を吹き込むこと。
絵に限らず、どのものづくりにも通じる大切な心得のひとつだなあと思いました。


新しくできた藤城さんの美術館、いつか行きたいです。
宮沢賢治記念館もまた行きたいな!


photo:04




ではでは~もいもいやや欠け月


iPhoneからの投稿