今日はヌーヴォー・レアリスムについて調べました。
苦手な現代美術でーす。ふわっといきまーす。




アートヌーヴォー・レアリスム


第二次世界大戦後、フランス前衛美術の運動のひとつで、消費社会の日常生活を作品に導入した作家たちによるもの。

現代社会を埋め尽くしていた廃品を人間にとっての「新たな自然」と見なし、「新しい現実主義」の美術を示そうというもので、ヨーロッパのネオ・ダダ的な傾向から派生したものと考えられる。(工業社会の自然主義

メンバーだったティンゲリーの廃物彫刻
$美術覚書
ジャン・ティンゲリー『Eos xk (3)』1965年、イスラエル美術館

作品には、工場廃棄物の寄せ集めや、大量生産された日用品をただ提示するというものも。

1960年、ミラノで最初の展覧会を開かれた際、批評家のピエール・レスタニー「ヌーヴォー・レアリスム(新しいリアリズム)」と名付け、宣言。
画家イヴ・クラインを中心に、レスタニー、アルマンなどが集まり、ヌーヴォー・レアリストを名乗った。


 【参考・引用】
  ∟「ヌーヴォー・レアリスム」の詳細情報/徳島県立近代美術館
  ∟現代美術用語辞典「ヌーヴォー・レアリスム」/artscape
  ∟ヌーヴォー・レアリスム/wikipedia






廃品の山が、人間の新しい「自然」。
なるほどーと同時にゾッとしました。シビアな皮肉というか…言い得て妙ですね。
運動の名付け親レスタニは、こうした廃棄品や日用品を使った創作を「都会や産業社会や宣伝の中のリアリティを詩的にリサイクルする」と言ったそうな。


んで、代表作とか、具体的にどういう作品が作られたのーって肝心のところが情報なく。。σ(◔﹏◔
概要はざっと理解したけど、イメージつかめーん。


ひらめき電球イヴ・クライン


とりあえず、運動の中心人物だったイヴ・クラインという人は、色々と妙ちくりんなもの作ってたそうで。

塀から飛び降りたり。
$美術覚書
これ、落ちて痛いんじゃ…

火炎放射器で絵を描いたり、青色に魅せられて「インターナショナル・クライン・ブルー」という独自の青色を開発・特許取得、それを体に塗りたくって人間魚拓やったりとか。

でも私が一番噴いたのが、全く何も展示しないという「空虚」展。
とんちかっ!!


まさかクライン先生…

クライン「どうしよー!展覧会明日なのにまだ何も準備できてない!えっとえっと…あっ!じゃあ『何も展示しないこと』を展示するってことで!いっちょあがり!」

という、宿題終わらなかった小学生の言い訳的なことではないよね?
そこは現代美術家様、なにやら色々な思惑を込めてらっしゃるんでしょうけれど、もしその展覧会に行ったら私、まず笑うと思う。




大人のためにもきっとよさそう。