ロールシャッハ歴 -15ページ目

ロールシャッハ歴

でかすぎる夢だ。


夕暮れを見つめ、あなたは何を話すだろう。

薄明かりに照らされる海を眺めて、僕は何を話すだろう。

いつでもそばに居るから、いつでも話しができた。

たくさんたくさん貰ったから、少しでも返さなきゃ。

あなたが怖いなら、僕は勇気をもとう。

あなたが小さくなる時、僕は希望を歌おう。

あなたが夢を見れば、僕は涙を流そう。

あなたが越えようとするなら、僕は時間を忘れよう。

あなたが悲しむなら、僕は明かりを消そう。

あなたが憎むなら、僕は悪を愛そう。

あなたが逝くのなら、僕は先に逝く。

恐れが、全ての矛盾を造るなら。

恐れの中で生きる事は意味が無い。

大きな大きな過ちも、小さな過ちから始まり。

大きな大きな優しさも、小さな優しさから始まる。

あなたはその目で何を見る。

僕はあなたに、何を残すだろう。

僕たちが残した言葉は

細かい細かい、かけらになる。

小さくかけた言葉達はまた、たくさんのかけらを集めて固まる。

そうやって言葉は一人で歩きだす。

よければ一緒に眺めよう。

それはもう僕たちの物じゃない。

少し寂しいけれど、二人なら喜べる。

そう、いつだって始まりは、ここに有るのだから。

蛇道から脱さんと欲すれば

まずは沼から顔を出す。

重い体をくねらせて

飛び出す理由を考える。

生有る時間の半分は

淀んだ水で存えた。

なるほど

重くなった体はこの為か

蛇から龍へ

渾身の力を振り絞る。

わずかに揺らいだ淀む水

全てを捨て去る体から

もはや重さは感じ無い。

そうか半分か

半分捨てる勇気を持つ。

気づけば越える厚い雲

下から見上げた雲達も

一面見渡す雲海に

伸び出た四本の足

霧を操り空に立つ。

我、龍となり。
変化する事に慣れれば、自分を見失う。

変化を拒めば、時代に残される。

洋々と山が有れば、それを登り。

しかるにして降る。

ほとりの水辺で足を止め

喉が乾けば水を飲む。

一片の草木でさえ命を育み

見渡す限りうつむく物無し。

それに習いて空を見上げる

やがては輝く月に逢う。

空間から流れ出す時間は

悠久を近しい物へと変えて行く。

ならば不滅の意思を風景に感じ

自らの流れを解き放つ。

この静かなほとりが変わる時

全ての形が変わるだろう。