まだ実際の経験がないので授業で学んだことベースでしか
物を言えないんですけど、貧しい国はなぜ貧しいのか?
それは結構世界経済に参加した結果だったりしますよね。
昔ながらの文化、農業はその土地の生態系を壊すことなく、
人間とそれを取り巻く環境が共存できていたけれど、
世界経済に参加したことで物中心からお金中心の生活になり、
他の国との比較で豊かさ/貧しさがはかられるようになって
それで開発政策で輸出向けの製品作り・作物作りに
焦点が絞られた結果、自給自足のバランスが崩れて
環境破壊にも拍車がかかるようになって。。  


一番の幸せ、人間そして環境、
その両方にとっての幸せは自給自足にあると思うんです。
貿易は安さと技術の競争だけが焦点になって
人間が人間として生きられる環境を奪っていると思います。

最近では持続可能な開発ということがNGOなどの
開発プロジェクトのテーマになっていると聞きました。
経済発展、環境保全、教育、インフラの整備、などを
組み合わせて地元の人中心に進められるそうです。
なぜなら持続可能でなければ本当の発展とはいえないし、
では持続可能とは何か?といったら地元経済の発展、
自給自足の農業だからです。

だからもしかしたら環境保全と貧困脱出の両立も可能なのかも…とおもいます。

発展=金銭/物質的豊かさ ではなく
発展=人の精神的幸せ+基本的生活(衣食住、教育)の確保+未来の世代へこの世界を残す

って考えたらこれから進むべき方向が変わってくるんじゃないでしょうか。
発展途上国も、先進国も。
 環境先進首都として名高いドイツのフライブルク市。

そこには、クルマを所有しなくても快適に暮らせる日本同様の公共機関の交通があり、

市民も公共機関を積極的に利用している。

 シュバルツバルトは酸性雨によって森が浸食されている現状があるので、

指定された地域には道路も住宅も建設を不可能とし、

自転車や公共交通機関中心の街づくりを行っています。

 市民もクルマは使いますが、大きなものや、かなりの重量物を運ぶ時等と限定し、

通勤などには、原則として使っていないのが現状として在ります。

ドイツのフライブルク市の公共機関は500m以内の範囲に駅(路面電車等も)があり、

待ち時間は10分以内だそうです。
都心では、バス1台(89人乗り)の全長にマイカー2台ちょっと

(4人で乗って、計8人)くらいの場所を占領してしまいます。

バス89人にたいして、8人は焼け石に水のようなものですよ。

これは、観光地の駐車場の占有率にしても同じことが言えます。

せっかくの観光地を麓から、駐車場拡張の工事が大々的になされ、

大自然のバッファゾーンが急減少している現状も個々で意識しないといけないと思います。