先生と生徒は対等な関係ではない。
学校でもそうだが、塾でもそうだ。
先生と生徒の立場が対等のつもりでいる、中学生が増えてきている。
スポーツのコーチと選手。
会社の上司と部下。
教える側と、教えを受ける側は上下関係がはっきりとしている。
スポーツで指導するコーチに逆らう選手は、まずいない。
会社で業務を指導する上司に逆らう生徒は、まずいない。
しかし学校でも塾でも勉強を教えることに関して、対等の関係になろうとする。
これはたいへん危険な傾向だと考える。
今の学校生活では、昔ほど上下関係がない。
10~20年前は学校生活を通して、上下関係も学んでいた。
そのため学んだ上下関係は、仕事における謙虚さや、社会に出てもつらいことでも耐える精神力につながった。
今の学校生活では上下関係がほとんどない。
上の立場である人から言われることに素直になれない。
むしろ反感を持ったり、わがままになったりする。
だから教えられたことが素直に身に付きにくい。
自分の思った通りにならないからと、暴れだす。
その性格が大人になったときに、指導する側は気持ちよく指導できるだろうか。
普通に考えたら、素直な人に物事を教えるほうが気持ちよく教えやすい。
先生と生徒の関係は対等ではない。
先生は教える側だ。
だから理解してもらおうと一生懸命教える。
しかし、人間だ。
素直な生徒には親切丁寧に教えようという気持ちになる。
わがままや自分勝手な生徒には、親切に教えようという気持ちは起きない。
生徒は教えられる側だ。
物事をより理解するには、素直な気持ちが大切だ。
教えてもらう際に、わがままなことを言っては十分な理解はできない。
教える側の人に、気分良く教えやすいように行動することが重要だ。
より効果的に学ぶことになり、社会に出た時も上司の覚えが良くなりやすいからだ。
先生と生徒は対等ではない。
この関係を無視して、先生と生徒は対等だと思う人にまともな人間はいない。