311と予測不能な出来事について
元金融トレーダーのNassin Nicholas Talebの著書Black Swan
では、人間が予測がいかに下手であることが議題にされている。 「ブラックスワン論」とは、人間の予測は未完成な知識にたよりすぎるため、予測範囲外の出来事が多いとのセオリーである。 黒い白鳥は実在する動物なのだが、白い白鳥しか見たことがない人間には、全く予測できない生物であることから由来している。
311の出来事の他にも、インターネットの発明と普及、第一次世界大戦、ソ連崩壊、911同時多発テロ、2008年のマーケット暴落等、一般社会どころか、各業界の専門家でさえ予測できなかった、世界を大きく変えた出来事が多々ある。
「ブラックスワン論」は、統計の「fat tail」で説明できる。上記グラフを「今期の売り上げ」に当てはめるとしたら、X軸が売り上げで、Y軸がその売上げが実現される確立となる。 青い線を予測とすると、現実は赤い部分のように「以上な結果」が実現する可能性が予測よりも高いことが多いのである。
プログラマーは日本の市場価値以上に貴重である理由
社会人として経験を積むにあたって、Black Swan的なマイナスな出来事(予期せぬタイミングで会社が潰れたり、クビになったりすること)を考慮するのが当たり前だと思う。 会社の枠組みを失くすと、誰でもビジネスパーソンとしての価値が減少するが、他の業種と比べて減少の少ないのがプログラマーである。
それには理由が二つある。
① プログラマーは評価しやすい。 コードを見るだけで、そのプログラマーの技術力を把握できる。営業マンや管理職の実力は仕事の環境によって大きく異なるので、会社の枠組みがないと評価が難しい。
②プログラマーは適応性が高く、 新しい会社やプロジェクトに取り入れたら、すぐに仕事ができること。 共通のプログラミング言語を使っていれば、すぐにその「プロジェクト語」で会話することができる。
プログラミング職は、営業職等と比べて社内風習等に左右されにくい、確定したスキルなのだ。不確定要素が多ければ多い程、そういった確定したスキルが貴重になってくる。 エンジニアの価値は、IT業界のリーダー達によるエンジニアの取り合い
からも証明されている。
これからのキャリアの方向を考えている人には、プログラミングも考慮することを勧める。
IT業界のリーダー達が言う
のだから、間違い無い。
