東京電力福島第1原発事故に伴う自主避難者が福島県などに戻らないことを「自己責任」と述べた今村雅弘復興相への批判が収まらない。

 

野党は一斉に辞任を要求しており、大阪市の学校法人「森友学園」の問題に悩まされる安倍政権は、また一つ懸案を抱え込んだ。

 

今村氏は衆院東日本大震災復興特別委員会で質疑に先立ち、「みなさまにご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げる。感情的になってしまった」と進んで陳謝した。でも謝って済む話ではなく、閣僚辞任をしても、野党の追及は今後も続くだろう。

 

「感情的になった」とは4日の記者会見で質問者に「出ていきなさい」などと激高したことを指す。政権側をチェックするのが、メディアの仕事の一つであり、今村大臣は記者会見という場所が国民に事実、真実を伝えるツールであることが、報道の基本ということを知らないようだ。常識を外れている。

 

今村大臣はメディアが「第4の権力」ということを知らないようだ。

 

さらに、今村大臣の“親分”である二階派リーダーの二階幹事長も、今回のメディアの対応について、重箱の隅をつつくような話である内容を漏らしているが、これも言語同断。権力の座にある政治家の言葉、発言がいかに重いものであるか。肝に銘じてほしい。