いつも、ブログを書く時には、新聞や雑誌などを参考文献にしながらです。
が、たまには、我流の記事を書かせていただきます。
分かりやすくいうと、国会で大臣が官僚の作ったペーパーを無しに答弁すると同じです。
一触即発かどうかは別にして、北朝鮮の核開発疑惑と相次ぐミサイル試射。
その狙いは、米国とサシで交渉に臨むことです。
六か国協議(米国、日本、中国、ロシア、韓国、北朝鮮)では、北朝鮮の要求が100%通らないからです。
ここにきて、米国があわて出したのは、ICBM(大陸間弾道弾)などの北による開発で、
米国本土にも射程があってきたからでしょう。
私は無知でして、世界の中での空母(航空母艦)の数を知りませんでした。
米国10、他ロシア、中国などが1です。米国の一人勝ちです。
米国の空母には数隻のイージス艦と潜水艦がチームになっており、イージス艦にはトマホークなどの巡航ミサイルが配備されています。
日本にもイージス艦が数隻配置されています。かなり前の話ですが、NHKの日曜討論で、
日本共産党の小池書記局長が、軍備は認めるが、イージス艦は必要がないと言っていました。
防衛を知らない人とだなあ、と思いました。だから、共産党に政権を渡してはならないのです。
仮に北と米国が戦争になった場合、米国は5隻の空母で北を鎮圧できるとされています。
各空母には60~70機の戦闘機やへり、偵察機が搭載され、仮に60機でも300機もの戦闘機が攻撃可能となります。
それと、北による米国への攻撃(ミサイルなど)の兆候がみられた場合、米国の諜報機関は優秀(イラク戦争では手あたい失敗をしたが)ですから、やられる前にやるでしょう。つまり、ありったけのICBMとSLBM(潜水艦発射弾道弾)を米国は恐ろしいスピードで北に打ち込むでしょう。
ただ、それをしにくくしているのは、北の移動型ミサイル発射です。つまり、発射まで知ることができないわけです。偵察衛星でも把握は難しいでしょう。
最近の動向ですが、米国の空母・カールビンソンがオーストラリアの西域で訓練を行っていました。訓練にはもってこいの海域だからです。
これから自衛隊との共同訓練を経て、数日にはカールビンソンは日本海に北上するでしょう。
それは戦争目的ではなく、あくまで威嚇だと思います。
私が強く求めるのは中国です。中国は六か国協議の議長国でありながら、ぬるい対処しかしていません。今年いっぱいまで北から中国の石炭の輸入をストップさせたほかは、これといって、大きな経済制裁はありません。中国の責務は極めて重要です。
北が一番恐れているのは、もちろん、米国で、その米国の怖さゆえに、核実験や核弾頭を作る。
個人的に思うのは、この「負の連鎖」を解くことです。再掲ですが、一番のキーをもっているのは中国です。
国連安保理も北の挑発をやめるよう勧告していますが、北はこれまで通り、無視を決め込むでしょう。
この問題を解決するには、「対話」と圧力」です。それも、北がギブアップするような、強い制裁が必要です。戦闘機のスクランブルと一緒で、お互いの空域、水域のせめぎあいは365日続いています。
餓死者が出ている国なのに、メディアにはいいところしか公開しない。
北は、国際社会からますます孤立して、悲しい状況になるのは、間違いないでしょう。