米国のバラク・オバマ大統領は間もなく、任期を終える。彼は理念の人だった。8年前、打ち続く戦争と不況にあえぐ米国で変化(チェンジ)を訴えて大統領に就任し、プラハで「核兵器のない世界」構想を唱えてノーベル平和賞を受賞した。

 

アフガニスタンとイラクでの戦争終結に努め、「イスラムとの和解」演説でアラブ・イスラム圏との融和姿勢を見せた。戦場の硝煙のにおいが忍び込む米国に「イエス・ウィ・キャン(私たちは可能だ)」の楽観的な掛け声が、好印象をもたらした。

 

確かに、米国は変わった。ブッシュ前政権は米国の力で世界を変えようとする「ネオコン」の影響を受け、対テロ戦争では各国に「米国の敵か味方か」と踏み絵をもたらす、いき苦しい政権だったことは確かだ。

 

オバマ政権が新たな紛争への介入を極度に嫌ったのは、無い袖はふれない台所事情とは別に、超大国が腕力を使う際の思わぬ落とし穴を警戒したのだろう。謙虚さでは史上、まれにみる大統領であったことは間違いない。

 

外交政策では、昨年5月の被ばく地・広島も特筆に値するであろう。反論もあるが、意義深く勇気ある訪問だった。その一方で、「理念の人」は理想と現実の落差や実行力不足に苦しみ、打開に向けて悩み続けた。代表例が対シリア問題だ。

 

8年間、スキャンダルとは無縁だったオバマ氏は冷静で理知的な大統領だった。オバマさん、

お疲れさまでした。

 

 

さて、病状ですが、今一つです。仕事的に、「軽躁」状態は、仕事が進む点良いのですが、怒りっぽくなったり、浪費をしてしまうのが、難点です。激躁のように「異常」と思われない分、良いですが、イライラ感が強く、しんどいです。

 

23日に診察日なので、それまでには、フラットに戻さないと・・・・。

 

 


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