昨日午後10時からの、NHKの特番・長嶋茂雄を見た。
東北や関東地方(長嶋は千葉県佐倉市出身)
では、ほとんどが巨人ファンである(旧来)。
そのため長嶋は、他のチームが契約金が5000~6000万であるにも、
かかわらず(巨人の契約金は1800万)、巨人に入団した。
長嶋は、当時の国鉄の金田投手に4打席4三振をしても、
「全然落ち込みませんでした」と語った。
初たる天覧試合で、阪神の村山から、劇的ホームランをはなった。
長嶋は、通算444本の本塁打をはなっているが、
打撃ばかりか、守備も華麗だった。
彼が言うには「歌舞伎」の所作を真似たそうである。
長嶋は運にも恵まれた。ドラフトで長嶋は松井秀樹を当てた。
その後、松井は大リーグのヤンキースで大活躍した。
長嶋にとって、悲運は二つある。
一つ目は最愛の奥さまを亡くされたこと。
二つ目は、脳梗塞になってしまったことである。
長嶋は、ファンや記者らには、夜遅くまでの自発的な練習には、
一切明らかにしなかった。
ただ、脳梗塞の場合は、200万のこの病の患者のために、
あえて、公表した。尊敬に値する人だ。
それと忘れてはならにいのは、王の存在だ。
いわゆる「0N」。この二人が巨人の黄金時代を築いた。
野村監督に言わせると、「この二人のような選手は二度と出てこない」という。
ここまで、書いていて、思い出した。
私は長嶋の現役時代のプレイを見たことがある。
当時、小学5年生で、地元の野球場で見た。
肩幅がかなり広くて、テレビで見るより、はるかに、すごかった。
数年前、長嶋と松井はそろって国民栄誉賞を受けた。
この賞をとったのは、単に、高い成績を残せただけではなく、
人間的にすばらしいこととが考慮されたことであろう。
長嶋さん、松井さん、ありがとう。