文部科学省の諮問機関「中央教育審議会」は、
現在、教科ではない小中学校の道徳を教科に格上げるよう、
下村文科相に答申した。
それに伴い、検定教科書が導入されるようになった。
また、今年度中に道徳に関する学習指導要領も出直しされる。
私は大学で「教育学」を専攻したので、最低限の教育談義はできる。
あえて、言わせていただくと、道徳の習熟度などを全面に出すことは反対だ。
評価の軸は、どう学んだということが大事であって、
他の教科とは異なり、相対評価はしないのが、当然と言える。
私自身、道徳の「特別教科」は、あまり情報を持ち合わせていないので、
軽々には言える立場にはないのであるが、
国家権力が、道徳をコントロールして、恣意的に教育現場に介入することは、
反対だ。
いずれにしても、こうも矢継ぎ早に手を打ってくると、
いささか、面をくらってしまうこともある。