僭越ながら、安倍総理へ一言述べさせていただきます。


特定秘密保護法に続き、集団的自衛権の閣議決定ーー。


歴代の総理がタブーとし、犯してはならないとされてきたこれらの問題に、安倍総理は正面突破してきました。


先ほどのNHKニュースを見ていろいろ頭の中で思いをめぐらせてきました。一番気になったのは、「批判のための批判に臆することなく」という発言です。


民主主義というのは手続きがめんどうだし、少数意見にも配慮することが原則です。批判勢力を突き放すような物腰は、到底、受け入れられません。


さらに、「歴史の審判を仰げば(自分の施策が)認められる」との主張。自らの保守(その中でもかなり右だと思いますが)としての頑健さが露骨に現れています。果たして日本は大丈夫なのでしょうか。


安倍総理に一番言いたいのは、近隣諸国との関係です。外遊回数は歴代総理の中で一番だそうですが、問題は数より質です。軍事大国化し冷え切った関係にある中国や同じく久しく疎遠な韓国との関係改善なしには日本は生き残れません。


北朝鮮問題では、拉致問題の進展のきざしが見えた段階で一部制裁解除を行うなどしたことから、米国からクレームがきました。拉致問題の解決は行われなければなりませんが、それ以上に核やミサイルの開発は周辺国に甚大な脅威を与えるのです。


安倍総理は「言葉の重み」に敏感とは言えません。第一次の時に、消えた年金問題で、1年後に解決すると言っておきながら、この問題は解決不能な書類が山積しています。さらに、昨年の東京五輪決定時には、福島第1原発事故の汚染水問題で、私の内閣で解決すると言っておきながら、事態は変わっていません。


確かにここ数年、世論が右傾化していますし、ナショナリズムに訴える意見が多く聞かれます。若い方の意見を聞く機会がありますが、私の学生時代とはまるで違うという印象を持ちます。


安倍総理の次は石破自民党幹事長になるのでしょうが、彼もかなり右の急先鋒です。安心して国政を任せられるリーダーが不在、というか、人材が払底していますね。




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