政治の世界では、何だかんだと言っても、二世議員、つまり世襲が幅を利かせている。ご承知の通り、議員になるには、地盤、看板、かばんがなければならない。それを満たすので、二世議員が有利なわけだ。


その代表といってもいい、小泉進次郎氏。演説のうまさでは、本当に定評がある。どこに秘訣があるのか?。一定のパターンがあるという。


まずはダジャレで始まり、その地域の方言であいさつ。これで地方の聴衆の心をつかみ、続いて地元特産の食べ物を食べてという、ご当地ネタ。そこから一転して自民党批判を展開し、おやおや、と思うや、そんな自民党を変えるため、力を貸してくれ、と頼み込むのである。いやはや、カリスマ性すら感じる。


その陰では落語の話の流れをよく、研究しているとか。CDやDVDだけでなく、実際に寄席に行って、生でみてくるという。歯切れの良い演説では、同じ言葉をテンポよく展開するが、米国のオバマ大統領をまねているとも言われている。


意外や意外。都市部より過疎地を演説して回る進次郎氏。それだけに、「記憶に残る演説」を心がけているという。全ては計算づくなのだろうが、自民党をぶっつぶすと断言して、総理になった父親である小泉純一郎氏がオーバーラップして見えるのは、私だけであろうか。




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