一言言わせていただくと、仮病などと思った自分があまりにもあさはかだったーーという思いなのです。


安倍総理の腹痛の原因は「潰瘍性大腸炎」。厚生労働省が「難病」にしています。第一次の時には、真夏の暑さに加え、サミットへの出席を何とかこなし、帰国後に緊急入院と相成りました。


ですが、その後の丸々1カ月。「総理不在」が続いたのです。いわゆる「政治の空白」です。その後、福田康夫氏が総理のイスに座ることになったのですが、

安倍氏の心中は穏やかではなかったことでしょう。


捲土重来とも言うべき第二次内閣は2012年12月の発足以来、「アベノミクス」効果により、経済の立て直し、いわゆるデフレ脱却が日銀ともあいまって効果を熟成し、今に至ります。アベノミクスは、別件で論じたいと思います。


さて、安倍総理の病気。大腸の粘膜に炎症が起き、潰瘍ができる病気です。激しい痛みや下痢が起きます。「活動期」と「寛解期」を繰り返す病気でもあります。


総理の発症は中学3年の時。大學を出て、神戸製鋼所に入社したあたりから、症状が悪化。そこで、病名が分かったとのことです。その後も闘病を続け、自民党の国会対策副委員長の時代、極秘短期入院をしたこともあったようです。


冒頭に戻りますが、私は、安倍総理が第一次の時の総理辞任を「逃避」と勘違いしました。この方はそれほど、人に弱みを見せないのだな、と少し感心しましたね。政治家というものはそうあるべきなのかも知れません。


ところで、現在のところ、安倍総理の健康は精力的に外交を展開しているように、極めて順調だそうです。何か、批判らしい批判もなく、読者の方も物足りなさを感じられることもあるかも知れませんが、闘病記を書いてしまう私ですから、つい、追及の筆が進まなくなってしまいました。





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