このテーマは一度書いた記憶があるが、今回の事件で、社会問題ともなりうる可能性もあることから、再度、筆をとった次第だ。


東京都のJR池袋駅西口で車が暴走し、8人が死傷した事件は、逮捕された容疑者(37)の記述などから、脱法ドラックの一種である脱法ハーブの影響で起きた疑いが強まった。


幻覚などを引き起こす脱法ドラックの規制は進みつつあるものの、試薬がないという理由で、警察による摘発が難しいのも若者に脱法ドラックがまん延する背景がある。


容疑者は、警察への取り調べで「やばいことをしてしまった。脱法ハーブのせいだとすぐに分かった。ハーブはインターネットで1~2年前に知った」と供述しているという。


警察庁などよると、脱法ドラックを使った後、交通事故を起こして危険運転致傷容疑で摘発されたのは、2009~11年まではゼロ。12年に19人。昨年は40人と急増している現実がある。


厚生労働省は、脱法ドラックのうち、幻覚作用などをもたらす物質を薬事法上の「指定薬物」に定め、製造、販売を禁止した。だが、化学構造を変えただけで

法の網をくぐり抜けるというイタチゴッコが続いている。


事件を受け、古屋圭司国家公安委員長は「事実上、違法な麻薬に等しいのに、『脱法』と言うと、誤解を招く」と呼称変更すると明言した。


私も「呼称変更」に賛成だ。場合によっては覚せい剤を超す幻覚発生率が高い。「脱法」といったら、「合法」をイメージしてしまうし、そうなれば、簡単に手を出すことにもつながる。これは絶対に認めてはいけない。


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