現在、放送されているNHKの連続テレビ小説「花子とアン」で、舞台の一つ山梨県での方言をなにか温かみのある言葉として、見聞きしている。「こぴっと、やれーし」といった具合。まずまずの視聴率という。


昨年の同じ時期に「おまちゃん」では驚いた様子を「じぇじぇ」と表現していた。これに対し、「花子とアン」では、「テ―」。取り方によっては、パクリと言われても仕方ないだろう。


それだけ、方言の魅力というものは潜在的にあるものかも知れない。


私は1998年に出版された『東北方言ものがたり』(おかげさまで売り切れ、年数が経ったので、絶版となった)で取材、執筆した。取材を重ねるごとに、方言というものが、共通語がどれだけ浸透しても、決して無くなるものではないことを確信した。


それを機に「日本方言学会」という学会に入会させていただいた。


関西ことばは「第二共通語」とも呼ばれるが、仮に関西ことばを方言とすると、「元々、京言葉こそが〝標準語〟(今、これは共通語として表記されている)」という反論があってもおかしくはない。


方言が入る番組が放送されるというのは、日本語のバリエーションが少なくなっていることへの反動と言えるかも知れない。共通語は全国津々浦々浸透したから、今後は日本語の豊かさを紡ぐために、方言が一層、共通語に取りこまれていくのは、間違いないだろう。



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