民主党 の海江田万里代表を交代させるための「代表選前倒し」を求める動きが、11日の党首討論結果を受け、収束に向かってきた。この党首討論で海江田氏は安倍総理へ「憲法解釈による集団的自衛権」の追及を行ったのだが、これが一定の肯定的な評価を得たらしい。


党内では5月ごろから、海江田氏の交代を目指して、玄葉光一郎前外相や安住淳元財務相らが代表選前倒し論を主張。前原誠司元代表も野党再編に慎重な海江田氏を「努力は足りなかった」と批判していた。


だが、代表選前倒しを主張する反執行部グループの動きがここにきて鈍くなっているのだ。海江田氏は昨年7月の参院選後に「1年後の交代」の可能性を示唆していた。だが、こうした情勢を鑑みて海江田氏の続投する公算が大きくなった。


海江田氏は12日、東京都内のホテルで、日本維新の会の橋下徹共同代表による新党の国会議員団代表に内定している松野頼久国会議員団幹事長と会談し、両党で政策面で連携を進めることを確認した。海江田氏は「秋の臨時国会に向けての地ならしだ」と述べ、続投に意欲を示した。


海江田氏はみんなの党や結いの党とも党首会談を行っており、党幹部は12日、「海江田氏が野党再編に後ろ向きと誰も文句を言えないだろう」と強調した。ただ、海江田氏は党再生を優先する意向が強いため、続投すれば民主党 を含む野党再編が進展する可能性は低いとみられる。


「自民党1強」時代に、かつては世論調査で政党支持率が40%を超えたことがある民主党。だが、それも5%程度に落ち込んでいる。トップたる器。つまり代表を務めるだけの力量を持った人材が払底していると言えるだろう。かつての小沢一郎氏は例外だが。



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