私の以前からの熱心な読者である、阿月猫さんから、自著の感想をいただきました。以下はその全文です。
遅くなりましたが「双極性障害と闘う」、読ませていただきました。私なり真摯に読んだつもりです。多くの点で感銘を受けました。
まず、熱海さんご自身、大きな困難(ご本人の責任ではないことですから災難といってもいいと思いますが)の中、前向きに生きておられるそのスタイル、新聞記者としての誇りと愛情、世間の偏見に対して、真実を知らせることによって、それを減らしていこうという取り組みなどに、頭が下がる思いです。
精神科疾患に対して、まだまだ世間には偏見と無知が多いです。(もちろん私も含めてですが)解説の中で、「精神科の患者であるということは、病気と闘わねばならないと同時に、無理解な社会とも闘わねばなりません」という文がありましたが、強く心に残りました。
車椅子など目に見える障害に対しては、最近やっと共存の雰囲気もでてきましたが、目に見えない障害に対しては、大人も子どもも、なかなか偏見から抜けだすことができません。
正しい知識を知らない、理解していないことが、大きな原因だと思います。そうしたことを考えると、このような本はたくさんの人に読んでもらいたい本だと思います。
病気について、わかりやすく説明されていますが、これが一番大事だと思います。多くの人に、わかりやすく伝えること、これが第一歩ですね。
病気に負けず、共に生きるような姿勢で、ジャーナリストとしても活躍されているご様子、これからも無理をせず頑張ってください。
阿月猫さんのブログはレイアウトがかなり凝っているだけではく、時事問題にも市民の立場から、確たる視点を持って、警鐘を鳴らしています。ある意味、純粋なお考えをお持ちで、問題提起を毎回のように行っています。
阿月猫さんのブログは、2周年記念として、創意工夫をして今、アップしています。