韓国の旅客船「セウォル号」沈没事故の発生から4日目となった19日、船の窓越しに3人の遺体が確認された。家族らは、捜索状況に関する韓国政府の発表も含め、さまざまな情報に振り回されているようだ。
この日、体育館では遺体の身元確認に備えた家族のDNA採取も始まり「厳しい現実」とも向き合わねばならなくなっている。
「採取を始めます」。アナウンスが流れると、100人前後の家族が意を決したように立ち上がり、採取のために設けられたテントへ向かった。
だが、体育館から動かない人も多く、反応は割れた。その後「今ここでできない方は、別の機会もあります」とのアナウンスがあった。
この日午前10時、海洋警察関係者が家族に状況説明をした。早朝の遺体発見から時間がたっている上、進展もないため数分で終了した。
韓国政府は当初、「ほぼ全員を救出できたようだ」という楽観的な見通しを示した。しかし、数時間後には計算ミスが判明した。個人的にはミスで済まされないような重大な過ちだと思う。
その後も、乗船していない人が不明者に含まれているなどの誤りや、死亡者の名前の取り違えが発覚。乗船者と救出者の数は、発生3日目の18日深夜になっても修正された。
18日午前には「ダイバーが船内への進入に成功した」と政府対策本部が明らかにし、メディアが速報。だがその時、体育館では、海洋警察が家族に「ダイバーは午後3時に船内へ入る」と説明していた。テレビを見た家族は怒声を上げた。
発生初日の16日の夜以降、船内から生存の可能性を示す携帯電話のメッセージが発信されたという情報が流れたことも家族の感情を揺さぶった。
さらに家族は、速報を重視する韓国メディアが矛盾する情報をテレビなどで流すことにも怒りを爆発させている。19日午前には、体育館に並ぶテレビカメラに向かって「撮るな! 消せ!」と怒鳴る姿が見られた。
私はいわゆる半島の方(表現が適切でないと思われる方にはお詫びいたします)の友だちはいるし、一個人として、差別も偏見ももっていません。この方たちが泣き叫ぶ時の「アイゴ―」と泣き叫ぶ様子をこの目で見ています。
反日という人がいれば、それで結構。別に読者にお金をいただいているなら、方針を変えるでしょうが。私にとって、安倍晋三総理のような、近隣国との国益すら犯すに至るほど、不遜だとは思ってはいません。
大事なのは、対話のチャンネルなのです。国際社会は、安倍総理が思うほど、日本を優等国だとは見てはいないでしょう。GDP2位の座を奪われ、何で挽回するか。
安倍総理の頭脳が劣るなどおこがましいことは言いません。安倍氏は氏なりにそれを教育でカバーしようとしている。視点は良いでしょう。ただし、それに当たり、人も金も出さない。だから、私は氏の考えについていけないのです。
いささか、半島問題で脱線しました。同業者からも「革新系」と言われるのが事実であるのでしょうから、それはそれで重く受け止めます。ただ、私は私なりに、日本人としての誇りと愛国心を持っています。
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