「友だちを失うことを覚悟して、書かせていただく。本書は『アミングアウト』だ」と、穏やかならぬ表現で本書は始まります。
「双極性障害」(躁うつ病)と闘って24年。「親類はもとよりこの病気のことを知らせてはいない」、「冒険以外の何ものでもないというのが、私の正直な心境だ。本書がわずかながらでも反響があったら、少し、怖い気もする」と続きます。
「この書が、双極性障害以外をも含めた精神疾患全体への根強い差別や偏見の払しょくにつながれば望外の喜びだ」で結ばれていました。
「う~ん、重たいテーマだな。僕にこの書の感想文が書けるのだろうか。その前に、理解できるだろうか」。「安請け合いしたな」と若干反省したものです」。でも、読み進んでいくうり、新聞社時代のことが、赤裸々に書かれていて、ぐいぐい引き込まれていきました。
各項目を「かみしめる想い」で読み進んでいきました。まさに極限の中で新聞記者として生きている様子が、重たいながらもぐんぐん、私の心に刺さってくるのです。
「文は人なり」と言います。本を読まれたら、熱海さんと直接、面識のない方でも分かることがあります。それは、熱海さんが誠実な方だということです。それも、愚直なほどに。
カミングアウトとは、それまでひた隠しにしてきたことを告白することと言われています。なぜいま、カミングアウトする気になったのか。
「おわりに」で、「本書が双極性障害の当事者や家族はもちろん、それ以外の方々にも広く読んでいただき、双極性障害、ひいては精神疾患の実態を少しでも理解していただければ、それに勝る喜びはない」と結ばれています。
私の事務所のそばに、精神科病院があります。たくさんの患者さんがいらしゃいます。他人事のように見ていましたが、患者さんを観る、私の眼差しが、最近、穏やかになった気がします(了)
この文面を一通り、目を通していたら、不覚にも涙があふれ出ました。私は文章を書く人間ですから、そこに至るまでの経過は、読者が一義的に関係すべきものではないはずです。ですから、これは「想定外」でした。
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『双極性障害~患者として、新聞記者として』(無明舎出版)
熱海芳弘(元毎日新聞記者・フリージャーナリスト)著
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A5判。144頁。1600円+税。
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