学校教育の基準とされる現行学習指導要領は、学力低下を招いたとされる「ゆとり教育」を脱したものと言える。ゆとり教育は、「詰め込み教育」を脱することを目指したが、いささか、失敗に終わったと言える。
今回の学習内容は、ページ数で見ると、小学校では初回の検定(2009年度)で25%、2回目の今回の検定はさらに9%厚くなった。
しかし、授業時間が比例して増えるわけではない。そうした中で教科書を活用することは記載をすべて消化することではなく、子供の学習進度を見ながら、授業の組み立てや目標に即して工夫すべきだ。
今回の検定では社会科を扱った全社が「領土問題」を記述した。尖閣諸島に対し、「中国が領有を主張しています」とあるなど楽観なものもある。その辺が教科書検定で論議が分かれる。
今後、言語活動の比重が増す中学、高校で、お仕着せでなはく、歴史や世界に関心を広げて複眼的で堀下げた論議、思考にもつながる教科書の記述や学習になるかが肝心だ。
ここで一つ書かなくてはならないことが、「教科書検定」だ。広い意味でいうと、これは「検閲」になると、私は思う。しかし、どうしてかは定かでないのだが、大メディアでさえ、昔ほどは「情緒過敏」になってはいない。
その辺の経緯は、ジャーナリスト知っていなければならないので、調べてみて、アップしてみたい。
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