1993年9月のこと。筑波大学大学院の教授が、気心が知れた担当の元日本体育大学学長の博士課程論文に際し、問題となった。一報は共同通信の勝利。配信を受けた産経新聞は、これみよがしの扱いだった。


内容は筑波大教授が博士課程の院生の論文を無断に盗用し、内部的な突き上げがあり、報道された。


さて、第二報。同大学の教授会で、その教授を一連のケースを考慮した結果、「この教授の行為は、許しがたく、本来、あってはならないこと」とし、「名誉教授」の肩書きを認めないとした。


私はその事実をつかみ、関係者宅を何回となく、夜回りを重ね、事実関係を確かめることができた。記事は社会面に大きく載った。


この時の取材で、名誉教授になったとやらないでは、大違いということが分かった。やはり、肩書きを失うことは、知識人にとって、大変なことなのだろう。


これとは別に、今回の理研の騒動は、コピーアンドペーストなどは日常茶飯事に行われているらしく、研究という仕事が、いかに、科学の根幹に関わるかということが問われているように思う。



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