「STAP(スタップ)細胞」の論文に多くの疑問が集まっている。主要4人の研究者のうち、理化学研究所 発生科学総合研究センター(CDB)の小保方春子・ユニットリーダーを含む3人が、論文の撤回に同意していることが分かった。

(一部、朝日新聞から引用)


私は典型的な文系人間なので、こういう話は苦手。小保方さんが「リケジョ」と呼ばれているが、そのネーミングさえも、今回、初めて聞いた。単に時代遅れだけなのかも知れない。


論文が掲載された英科学誌ネイチャーでは、全員の撤回の同意が必要だ。が、今回は4人のメーンの著者がおり、その4人の同意が得られれば、撤回可能になる。


「生物学の常識を覆す朗報」と世界中にこの研究結果が発信されたわけであるが、今のところ、残念としか言いようがない。


小保方さんが、米ハーバード大に留学していた時の指導教官だったチャールズ・バカンティ教授は、上記4人のうちの1人なのだが、撤回には反対しており、CDBが説得にあたっているという。


一つ、素朴な疑問なのであるが、私は基本的にNHKのニュースウォッチ9ぐらいは見るようにしている(最近はそんな暇さえないが)。だが、今回の研究論文が分かった日は、同番組では、一切、報じられなかった。


続く、報道ステーションでは、頭から大々的に取り上げていた。何故か。NHKはいわゆる「裏取り」の段階でためらったのだろうと思う。誤報を避けるために、慎重だったのは間違いない

翌日は新聞、テレビ全社が報道を開始したので、今回の研究論文は、メディアのお墨付きとなったわけだ。


その勢いで、祖母の割烹着姿で研究に当たる小保方さんがテレビのかっこうの被写体になったし、新聞、雑誌などに登場。いわゆる「時の人」になった。まだ30歳。人並み以上に研究熱心で、性別に関係なく、努力の人である。


小保方さんは、これからの人。こんなスキャンダルで埋没してはもったいない人である。調査結果を見守りたい。




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