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子供のころ、大手家電メーカー・ソニーのテレビコマーシャルにだいぶ刺激されました。
「♪世界のソニー トリニトロン・・・」
ソニーはオールラウンドに商品開発を手がけてきたわけではありませんが、それでも、十八番のオーディオをはじめ、PC、テレビなど高品質な商品を世に出してきました。
さて、本題。少し前のことになって恐縮なのですが、ソニーは「バイオ」ブランドで展開してきたパソコン部門を「日本産業パートナーズ(JIP・東京)」に売却することにしました。
今春、発売を予定している新商品がソニーにとって最後のPCになります。ただ、「バイオ」の名前は残るそうです。
そればかりか、テレビ事業が振るわず、7月に分社化します。これによって、両事業で5000人の人員削減が行われる予定です。人員削減と言うと、聞こえは良いですが、単なる「クビ切り(リストラ)」です。
上記(PC)の原因は、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴う、対応の遅れです。
確かに、私も、デスクトップPCを持ち、スマートフォンやウインドウズのタブレット(サーフェス)も使っています。これにより、どこでも仕事ができます。
ソニーは昨年10月時点では300億円の黒字を見込んでいましたが、今回の一件で、今年3月期の最終損益を1100億円の赤字と軌道修正しました。
同社の凋落は、新興国の安価でそこそこの性能であるPCに席巻されたためでしょう。
ソニーは国内PCシェアで第2位になったことがあるのです。2010年が最盛期で870万台(海外生産拠点を含む)のPCを生産しました。
その陰でソニーは新興国での生き残り戦略として、金融事業にも手を出しています。また、オリンパスと提携して、医療部門にも進出しています。
同社の社員は、「いったい、うちの会社はどれを柱に経営しているのだろう」と思っても不思議ではないでしょう。
多角経営はリスクを抑えるという専門家もいますが、野球で例えると、クリーンナップ不在の打撃陣とも言えます。(了)
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