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メディアから得られた情報をどの程度信用して良いか--。いわゆる「メディアリテラシー」についてお話しさせていただきます。


というのも、小ブログでは「全ろうの作曲家」とされた佐村河内守さんについて、もうこれだけ過剰報道されているので、小ブログでは取り上げないつもりでいました。


ですが、一部読者からリクエストもあったことですので、切り口を変えて、述べます。


今回の暴露記事は『週刊文春』。競っている『週刊新潮』とは質自体が異なります。新聞も今回に限って言えば、何をしているのか、と言われても仕方ないでしょう。


「現代のベートーベン伝説」が出来上がったのは、さまざまな大手メディアが佐村河内氏の説明をそのまま受け入れ、虚構を作り上げたからです。


しかし、検証すると、インターネットなどでは、同氏の作曲に懐疑的な意見がだいぶあったとされています。


また、クラシック音楽学者の野口剛夫氏は、楽曲自体への評価や、佐村河内さんが語る内容の不自然さをオピニオン誌に投稿しています。


問題は、私たちが何かにつけて、いったんメディアを通じて情報を受け取ってしまうと、それがすべて真実だと思いこんでしまうことにあります。


ですが、メディアの情報抜きに普通の生活をすることは不可能です。大事なのは物事を「1か0か」で考えないこと。専門家だからといって、頭から信用しないことです。


これまでの知識や経験にてらして、「おかしい」というセンサーを養うことが必要でしょう。