山梨県の「山梨放送(YBS)」は、
報道部の20代の男性記者が、
毎日新聞の記者と偽って甲府市の女性に取材したとして、
男性記者らを懲戒処分にし、毎日新聞社に謝罪した。
処分は12日付。15日夕のニュースで放送した。
YBSによると、男性記者は今月4日、
同県消防協会の使途不明金問題に絡んで、
関係者の女性に取材。
「どこの社ですか。毎日ですか」と問われ、
とっさにうなずき、名前も問われたため、
偽名を使ったという。
同社は記者を減給として報道部外勤から内勤へ異動させた。
報道部長をけん責、報道担当(局長)兼スポーツ報道製作部長を、
厳重注意処分とした。
同社は「マスコミ界の信頼を失墜させたことをおわびします」
とのコメントを出した。
これだけでは、なぜ、毎日新聞記者と偽ったのか、
判然としない。
だが、問題を起こした記者に報道に携わる者としての、
倫理観や責任感が伝わってこない。
私がこういうことをして、公になったとすれば、
当然辞める。