今回の高校教科書検定について、東日本大震災や福島原発事故
にまつわる記述が増え、腐心の跡も見られた。
「考えさせる教科書」への流れが増えるステップとしたい。
当然、教科書によって切り口や記述量は異なり、
取り上げるに当たっての戸惑いもうかがわれる。
しかし、本来、ひとくくりにとらわれることができない
現実の社会問題や生き方を考え、
判断する力を養うところに学校教育の真価はあるはずだ。
今回の教科書で見ると、例えば、代替エネルギーの開発、
省エネ社会構築を求める「脱原発」派と、
日本社会発展のために原発は必要と主張する「推進」派の
意見と論拠を読んで考えさせるものがある。
受験のための暗記学習ではなく、考え方や表現を発展させ、
課題解決の目と力を養う。
高校教科書はそのようにあって欲しいと思う。