タイトルのようなことがよく言われる。

22日、第85回選抜高校野球(毎日新聞社など主催)が開幕した。

なんといっても、今回、東日本大震災で被害に見舞われた

東北の高校が5校出場したことは予想外だった。

これが夏の甲子園と異なる。


入場行進曲はNHKの復興支援ソング「花は咲く」。

実際、私もアマゾンでCDを購入してみた。

これが、何と言っても歌詞、曲とも素晴らしい。

中村雅俊さん、西田敏行さん、千昌夫さんらが歌ったのだが、

そのほとんどの方を私はインタビューしている。

それは「東北の100人」(無明舎出版)との本になった。


さて、話をセンバツに。

選手宣誓が秀逸だった。

以下、全文。


85回を数えるこの選抜大会は、

全国の多くの人たちに夢や感動を、

時には明日へ生きる力を与えてくれました。

私たち36校の球児たちは今、こうして憧れの甲子園の舞台に立てることを

支えてくれた全ての人たちに感謝し、

先人たちが積み上げてきた85回の歴史に、

新たな一ページを加えます。

そして、たくさんの人たちの絆に支えられつかんだ

この甲子園の舞台で、

最後まで決してあきらめず全力でプレーすることにより、

東北をはじめ全国の困難と試練に立ち向かっている人たちに、

大きな勇気と希望の花を咲かせることをここに誓います。


【鳴門(徳島)】の河野裕斗主将。