中国艦船による度重なる尖閣諸島周辺の「領海侵犯」が続いている。

国有化されたあたりから、メディアの取材があわただしくなった。


私は、この一連の中国の動きの答えを「歴史認識」に見ている。

というのは、太平洋戦争で、言葉が適当かどうかは迷うところではあるが、

結果として日本は負けたので、いわば「賊軍」となった。

それは、「日本による侵略を受けた側」の見解だ。

だから、韓国は「日韓併合」までさかのぼり、

「侵略」の代償として、多額の賠償額を要求し、日本政府はそれに応じた。


であるが、韓国はいまだに、日本を本当の意味での、隣人とは見ていない。

これは時間が解決するとは思えない。

韓国の話はこれぐらいに。


中国という国は、よく「四千年の歴史」などと評される。

明らかに歴史を見るスパンが日本と比べものにならない。

だから、だと思うのだが、中国は日中関係正常化の折、

あえて、戦争責任による賠償金を放棄した。

日本政府はそれについて、特段のコメントを出さなかったことを、

うっすら覚えている。


要は中国という国は非常にしたたかなのだ。

察するところ、賠償金を受け取ることによって、

その後の二国間の問題でデメリットを被らない選択をしたわけだ。

だから、尖閣諸島の問題も、むしろ、堂々と領海を侵犯しているのだ。


私の思想はフラットをこころがけている。

仕事柄、批判精神旺盛なところから、やや左かも知れない。

だが、間違っても反日ではない。

それなりに愛国心は持っている。


中国は習近平体制に移行した。

この時期の動きとしては、尖閣への「挑発行為」は国威を掲揚する

意味があるのだろう。

だが、これは、日本が「経済大国」であっても「軍事大国」ではないことの

いわば、裏返しだ。


日本は先進国で唯一の「軽武装国家」である。

私を名指して「ストーカー」などと書く、けしからん輩がいるが、

厳密に言えば、偽計業務妨害罪で立件できる。

そのブログでは「自衛隊の廃止」をうたっている。

まことにもって、「亡国者」だ。

米国自らが核の脅威にさいなまれている時に、

米軍は日本を守ってくれない、と私はいつも思っている。

米国だって、自国の安全が最優先だからだ。