「現代で最高のホームランバッターだった」
長嶋茂雄氏が、ユニホームを脱ぐ松井秀樹選手に、
最大級の賛辞を贈った。
昨年末に飛び込んだニュース。
同選手が「一番の思い出」として挙げたのは、
「高校時代の甲子園での5打席連続敬遠」でもなく、
「長嶋監督と二人で素振りした時間」だった。
野球と真摯に向き合った人でなければ言えない言葉だ。
背番号「55」が放つ本塁打の放物線は、
多くの人に喜びを贈った。
昨年、苦節の末につかんだ復帰後の試合でも、
豪快な一発。
ベースを回る背中の数字は「35」に変わっていた。
その時も、長嶋氏の背番号「3」を意識し、
「師匠の番号を一ついただいた」と。
日米通算507本塁打のうち、背番号「35」で放った昨年には、
特別な輝きがあるように思える。
私は筋金入りの阪神ファンではあるが、
松井選手は打てるとか打てない以前に、人間性が素晴らしい。
日本人打者で、「これほどまで打てる」ということを、
彼は結果として残した。何度も言うが、素晴らしい。
おつかれさん、と松井選手にエールを贈りたい。