日本政府は12日午前、北朝鮮が北西部の発射基地から、


「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射したと発表した。


11日の動きであるが、読売新聞は12日朝刊で、


「ミサイルは部品上のトラブルで発射をしばらく延期」と報じた。


いろいろあるが、これは「誤報」だ。


読売は13日朝刊の3面で、誤報に至った経緯を解説風にまとめた。


だが、これも言い逃れ。


毎日、朝日のスタンスが正解だろう。


しかしである。北朝鮮は国力誇示のためにこのミサイルを打ち上げたのだが、


今回のケースは、米国へ向けて、十分飛行距離が延ばせたわけで、


米国もおちおち出来ない状態となった。


米国の主な外交戦略は、中東問題の解決である。


今までは、北朝鮮がいくら騒ごうと、かやの外だったが、


さすがに今回のミサイル発射の成功は、米国自身にとっても危険ということになった。


北朝鮮のしたたかな外交路線に惑わされることなく、


だめなものはだめ。という姿勢を国際社会が示さなければならない時が来たように思う。