私は現役記者だったころは、主に、社会面に載るような記事を書いていた。


だから、その当時は、1面でもスルーし、同業他社の社会面を、


ひやひやする思いで読んだ。抜かれていないか、恐る恐るページをめくった。


だが、退社後は、逆転した。


専門分野が異なることになったからだ。


だから、新聞各紙は1面と社説、解説記事を特に読むようにしている。



前置きが長くなりすみません。


という事情はあるものの、これは、と思った記事が社会面に載ったので、


とりあえず、エッセンスをお伝えする。


17日早朝、大阪(伊丹)空港内にある日本航空の保安検査場を通過した


大阪府警の私服警察官の行方が一時分からなくなり、


不審者の可能性があると判断した日航側が始発から約2時間にわたって、


離陸を見合わせるトラブルがあった。


計約50便に影響が出た。


問題となった私服警察官は40代男性の警部補。


捜査のため尾行する意味合いから、警察手帳を見せて、空港内部へ入った。


だが、数時間がたってもこの警察官は空港を出た経緯がないので、


空港職員が協議した結果、「不審者侵入」と判断し、


航空機の離陸を見合わせた。


テレビニュースを見たこの警察官が、あわてて空港に連絡。運行が再開された。




それだけに止まらず、警視庁では、互助会費から計275万円を流用した


男性事務局員が懲戒処分をうけ、依願退職。


さらに、上司から注意された拳銃を取り出した警視庁葛飾署の男性巡査長を


戒告処分にした。



沖縄駐留米軍兵士も相当ひどいが、日本の警察もかなりいい加減だ。


私の警察との関わりについては、以前、このブログで紹介したので割愛する。


だが、捜査に当たる警察官は、刑法という「権力」を行使するわけで、


それが「暴走」となると、治安上、問題となる。


そうなると「第4の権力」となる報道機関がそれに対応することとなる。


私はまだ無名のジャーナリストではあるが、


テレビ出演など(ラジオ出演して、こりごりだった)は無理としても、


活字の世界でなんとか、活躍したい。


そのためには、とりあえず、時間をかなりオーバーしている、


私の今書いている書を世に出すため、ラストスパートをかけたい。