案の定、今日(正確には昨日)の新聞各紙は、総選挙の話題ばかりだった。
前回、言った通り、今回はあえて触れないが、
唯一、言わせてもらうと、野田総理の逆切れ、想定外発言に、
安倍晋三自民党総裁がたじたじなった様子は笑えた。
さて、本題。
世界卓球選手権大会は7ゲームで行われる。
2009年の2回戦。石川佳純選手は3ゲームを先取され、
4ゲーム目も3対9で負けていた。
次の瞬間、起死回生の一打が生まれた。
打球が、これまでにない勢いで相手コート深くに突き刺さった。
「打点を変えたんです」。
バウンドの高い位置で打てば、相手の返球が弱くなる。
しかし、自分の打ち損じの可能性も高くなる。
後のない石川選手は思い切って勝負に出た。
その一打から流れが変わり、逆転勝利を収めた。
劣勢の時に慎重になれば、ますます追い込まれる。
攻めの姿勢がなければ局面は打開できない。
スポーツに限らず、人生の試練にも当てはまる。
その姿勢を「勇気」とも言い換えることがきるであろう。
しかし「勇気」は「蛮勇」とは異なる。
ここぞというときの勇気は「忍耐」と表裏一体。それが成功を生む。
私はそれを信じている。