「人間が一人でいるというのは、よくないことだ」
「むしろ何事かをなしとげようと思ったら、他人の協力と刺激が必要だ」
文豪、ゲーテが晩年、青年に語り残した言葉である。
彼は、戦乱や対立が渦巻く時代にあって、
果敢に友情を広げたことで知られる。
劇作家のシラー、歴史家のカーライル、私人のプーシキンら、
その交友は多彩だ。
こうした人間交流の触発から、数々の名作が生み出されていった。
ワイマール・ゲーテ協会のマンフレット・オステンが述べている。
「ゲーテにとって友情とは、生きるうえで中心となるものであった」
元気な友と語り合うと元気になる。
勇気のある友と一緒に動けば、勇気が出る。
あの人とこの人と心の絆を結び、友情の輪を広げたい。
これを何とか実行したい。