再発防止、綱紀粛正が叫ばれている中、夜間外出禁止令を破って米兵士が事件を起こした。
由々しき事態などというレベルを超えている。
事件は2日未明に起きた。沖縄の米軍嘉手納基地所属の空軍兵士が、
沖縄読谷村で、酔っ払って民家に侵入、男子中学生にけがをさせた。
在日米軍は、先月16日に海軍兵士が起こした集団強姦致傷事件で19日、
全米軍兵士に対し、夜間外出禁止令を出し、日本政府や地元・沖縄に再発防止を約束したばかり。
米兵士の意識の中には、再発防止、綱紀粛正と言っても、
一時的なものだ、という雰囲気があるのではないだろうか。
これでは、事件が繰り返されるだけだ。
日本政府も、兵士教育など再発防止策の現状を把握し、
その徹底について検証すべきだ。
あまり知られていないが、太平洋戦争中、唯一の地上戦となった沖縄戦の最中、
米軍の婦女暴行が相次いだ。女性の中には、その場で自殺した人も多くいた。
戦争という人類が最も犯してはならない罪の中にあって、
いわゆる二十苦である。
しかしである、日本が同戦争で負けた後、沖縄は1972年の本土復帰まで、
苦渋をなめつくした。この間、婦女暴行は当たり前のように繰り返された。
この犯罪は女性にとっては殺人以上に重い。
沖縄の人たちは、耐えに耐え、忍びに忍んできたのである。
こういう歴史がうすれつつある。
沖縄の人たちの思いは本土と異なり複雑だ。
在留米軍によって経済はなりたつなどの意見は当たり前などといううがった見方は、論外。
異常とも言える基地問題など、沖縄の人々の声なき声をもっと知るべきではないだろうか。