兵庫県尼崎市の連続変死事件で、毎日新聞など9社が、
角田美代子被告(64)として掲載した顔写真は、
事件と関係のない同市の50代の女性だったことが分かった。
29日になり、事件の関係者から「顔写真は美代子被告ではない」
との指摘があり、各社とも再確認取材を開始。
30日夜になって、「これは私の写真だ」と弁護士を通じ、別の女性が名乗り出た。
使用した他のメディアは次の通り。
読売新聞▼共同通信▼NHK▼朝日放送▼毎日放送▼関西テレビ▼産経新聞ーー。
顔写真とりというのは、一線の記者の仕事の一つなのだが、近年、警察サイドの「人権配慮」
などの触れ込みで、逮捕後の顔写真提供が少なくなっている。
私事になるが、一応警察担当6年、検察担当2年、裁判所担当2年やった。
当時は、顔写真提供は容疑者に限って言うと、警察から顔写真提供は当たり前だった。
だが、今はメディア泣かせだ。
3年前ぐらいだったと記憶しているが、事件の発表すら、
警察サイドの判断で行われるようになった。
この時は、私は新聞社を退職していたのであるが、
これはヤバイことになった、と思った。
私の経験から話させていただくと、警察という組織はほとんど全てと言っていいほど、
問題を隠したがる。だから、口頭で口げんかが絶えなかった。
私も若かったせいか、よく殴り合い寸前までいった。
でも、警察の態度は変わらなかった。
この組織はよく暴走するから、なおさら、反駁したものだった。
それは、逮捕権を持つ警察組織全体への抗議でもあった。
だが、いっぱいいっぱいの話をするが、
それは、スクープにつながるような情報提供者はそこからははずした。
名物記者まではいかなかったが、警察担当記者の中では、
スクープをとる本数は多いほうだった。