先日、読者の一人から、まだ書かないのですか?、とのメールがあった。
読売新聞のIPS誤報問題である。
私はこれが画期的なニュースであると、その読者に連絡したので、そのせいもあったのだろう。
一連の流れは熟読しているので、よく分かる。
読売は1面トップ、3面に解説記事を載せていた。
すごいスクープだなあとは思ったが、理由を聞かれも分からないが、
このブログでは取り上げなかった。
誤報内容は日本人研究者の森口尚史氏(48)がIPS細胞を臨床応用したもの。
同社は、大橋善光専務取締役編集局長ら関係者7人を処分すると発表した。
いずれもも11月1日付。
大橋編集局長は「裏づけ取材の甘さに弁明の余地はない」とコメントした。
また、この問題では、産経新聞社でも処分が行われた。
ついてと言っては何だが、今、なにかと話題になっている日本維新の会代表で、
大阪市長の橋下徹市長の出自などについて「週刊朝日」の連載記事で、同誌を発行する
朝日出版社は河畠大四編集長を更迭した。
これらの問題について私は私なりに、考えてみた。
一因は取材記者の取材能力が低下していることがまず、あげられる。
昔のようなスター記者が出ないような下地もある。
一応、取材相手の話を聞き、それをネットで調べて、参考文献などを読まないで書く。
こうしたスタイルが一般になっているのである。
当然、裏づけ取材がおざなりになってしまう。
ネットを使うなとは言わないが、それは手っ取り早い手法でこれだけでは、
裏取り取材にはならない。
要は今のジャーナリズム全てに言えることだが、
効率を重視してネットに頼るばかりでは、ジャーナリズムは崩壊する。