私は無職ではないが、リストラをされた友人らも多く、事情は知っているつもりだ。
バブル経済崩壊後の当たりは、私が新聞記者として新人のころに当たる。
バブル後は「失われた20年」という言葉があり、それ以降に、
若者の非正規雇用が浸透していった。
こういう若者の労働問題は、今は中高年でも広まっている。
特に技術職。国内メーカーからリストラ宣告を受け、サムスングループ(本社・韓国)
などから、採用される悪循環が拡大している。
しかし、日本政府の反応は遅い。
ここにきて、ようやく調査に乗り出すとしているが、
そうこうしているうちに、被害者は増えるのだ。
だが、仮に調査報告書ができあがっても、特効薬はないという。
私はいつも政治家バッシングをするが、こういう実態を目の当たりして、
この手の問題は、社会全体で考えるべきだろうと思う。