大津市のいじめを受けた生徒が自殺問題で、急展開になった。
ところが、対応した市の教育長が、ハンマーで殴られ負傷した。
逮捕された大学生は「殺すつもりだった」と供述した。
おまけに絞殺するために細工した針金まで持っていた。
驚いたのは、市教委に寄せられた反応だ。
襲撃前日は17件だった苦情電話やメールが、
当日は290件、翌日は331件に上り、
「よくやった」「英雄だ」など、大学生を擁護する声が多く含まれていた。
しかし、それは自分の主義・主張と異なる意見の持ち主を敵に見立て、
排除し攻撃することもするという風潮のせいではないだろうか。
こういういじめの構図は、大人社会の投影だ。
我々大人の一部が行っているバッシングも影響しているのだろう。