読売新聞西部本社(福岡市)は14日付朝刊で、
暴力団関係者との癒着があった福岡県警警部補に対する捜査状況の取材メモを、
誤って他社の複数の記者にメール送信して取材情報を社外に流出させたとして、
社会部の男性記者(33=この方はあえて本名を知るさない)を諭旨免職とした。
この問題などに適切な対応を取らなかったとして、
井川隆明編集局長を役員報酬の2カ月30%返上した上で更迭。
井川聡社会部長を降格などの処分にするとしている。
私が新聞記者をしていたころは、ちょうどワープロからノートPCへの移行期だった。
当時、このようなことが起きるとはつゆぞ知らなかった。
記者が守るべき最大の懸案は「取材源の秘匿」だ。
例えば、あるスクープを警察幹部から入手するとする。
それを書いた記者は、その幹部と県警本部のエレベーターで二人きりになっても他人のようにふ
るまう。私も先輩に言われて、同じことをした。
また、夜回りに行っても、取材対象者の自宅に行くのに、車から降りて、
最低でも500メートルは歩く。他社の記者に夜回りしていることを内密にするためだ。
それほど、メディアでは情報倫理が徹底されている。
今回の読売の記者は悪意はなかったのではあるが、批判する側なのだから、仕方ないだろう。