かなり昔からメディアと取材源で「オフレコ」という変てこな儀式みたいなものがある。


分かりやすくいうと、取材はするが、報道はしないという慣習だ。


欧米のメディアでは考えられないことは間違いない。


それをあえて破ったのが「琉球新報」。


日本ジャーナリズム会議賞に選ばれた。


有名になった、昨年11月の沖縄防衛局長(当時)と地元の記者ら11人による、


酒宴を交えた「オフレコ懇談会」。


防衛局長は防衛相が普天間飛行場の移設に向けた環境影響評価書の提出の時期について、


明言をしない理由を問われ「犯す前に、犯しますよと言いますか」と述べた。


多くのメディアが追随した。


私は今だ頑固に新聞がいくら速報性においてテレビに勝てなくても、


また、インターネットの広告費が新聞のそれを上回っても、


新聞はメディアのキーマンだと思っている。


私が新聞社を退社後、いろいろ模索してフリーで取材を再開したのだが、


新聞社というのはある意味、巨大な怪物だと改めて思った。


新聞はいろいろな面で曲がり角にさしかかっているが、読者との信頼関係、


言ってみれば、双方向性が今後のカギになるのだろう。


今の私はミニコミだが、自分にしかできない仕事を今後も続けていきたいと思う。