労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長・阪神)は20日、
大阪市内で臨時大会を開き、来年3月に予定されている第3回ワールド・ベースボール・
クラシック(wbc)に参加しない方針を決議した。
各球団2人ずつ計24人の代議員の全会一致で決まった。
日本野球機構(NPB)側はすでに参加参加を表明しているので、
今後は選手会と8月1日に協議を行う予定だ。
記者会見で新井会長は決議の理由について、
「スポンサー権や(グッズ販売などの)ライセンスは日本代表の権利であるにもかかわらず、
戻ってこないことに尽きる」と述べた。
オリンピックでは認められていたスポンサー権などの譲渡や日本企業のスポンサー料の
割合に比べて少ない利益配分の是正などの要望に対し、主催者側から
「何の返答もなかった」ことを問題視した。
日本チームは過去二度優勝しており、そのすごさは開催地の米国の野球ファンも知っている
と思う。
私なりに考えると、新井会長らはそうした実績が「ギャラ」に反映されていないという不満に結び
ついたのだとうと思う。それについては同感する。
少し、脱線する。
AP通信によると、選手会の決議を「ボイコット表明」と伝えた。
また、参加チームに分配される大会の収益金の配分が希望するレベルに達しなかったと報じた。
こういう形で日本のマスコミは素直に実態を報道すれば良いのだ。
さて、米国人。何人か知人がいるが、決まって、「アメリカは世界の中心」みたいなことを言う。
まあ、実際、軍事面では「世界の警察官」であることは認める。
ただし、このブログでも再三書いてきたとおり、イラク戦争、ベトナム戦争など、
余計なお世話な部分は多々ある。
話を野球に戻す。
個人的には一野球ファンとしてはWBCを開催して欲しい。
反面、上記で述べたように米国人にはこと野球に関し、自分たちの国で生まれ育ったという
意識があるので、ギャラが米国側が大きくとってなにが悪いという態度なのだろう。だとすれば、
私は新井会長の意思を尊重したいと思う。それは日本のプロ野球にとって長い目で見れば、
プラスになると思う。